今年の夏は・・・・・暑い。水温が内湾で29℃もあります。例年より4℃ほど高く海への影響を肌で感じます。
通常は、お盆前後に牡蠣の種を採取するため、原盤(ホタテの殻を繋げたもの)を海に投入します。ですが、前述の通り水温が高いためにいつもよりも2週間以上早く牡蠣が抱卵しているため急いで海へ。
原盤を一つ一つ海へ投入してロープに縛り付けていきます。牡蠣の胞子は海の表面近くを浮遊するためロープが沈み過ぎないように間に黒いウキを固定します。種の採苗は、タイミングが大事なんです。早く投入しすぎると種が付きすぎて種を挟むときに削るはめになります。ここは経験がいきる職人技といったところでしょうか。
エメラルドグリーンできれいです。ここに付着した牡蠣の赤ちゃんを育てて、冬~春にかけていったん陸に引き上げます。ロープに挟みなおしてまた海へ戻します。美味しい牡蠣を育てるのには、そのような地道な工程が必要なのです。